今週のアーチスト イーグルス

小西さんの投稿

イーグルス

1970年代、カリフォルニアといえばイーグルスでした。それほど商業面でも音楽面でも、すばらしい成果を上げたバンドです。もともとはリンダ・ロンシュタットのバック・バンドとして集められたメンバーが独立して誕生したバンドでした。グレン・フライ(ボーカル、ギター)、バーニー・レドン(ボーカル、ギター、バンジョー、スチール・ギター)、ランディ・マイズナー(ボーカル、ベース) ドン・ヘンリー(ボーカル、ドラムス)の4人が72年、「テイク・イット・イージー」でデビュー。それがヒット(全米12位)したことで、幸先の良いスタートとなりました。カントリー・ロックの軽やかな演奏、気取りのない雰囲気、爽やかなコーラスなどが歓迎されましたが、メンバーのいずれもが歌えるという強みに加えて、幅広い音楽性も持ち味でした。74年にはドン・フェルダー(ボーカル、ギター)が加入。75年にはバーニーの脱退とジョー・ウォルシュ(ボーカル、ギター)の参加。77年にはランディの脱退にティモシー・シュミット(ボーカル、ベース)の加入と、メンバー交代を重ねながらも、その人気を揺るぎないものにしていきました。『呪われた夜』『グレイテスト・ヒッツ1971-1975』『ホテル・カリフォルニア』 『ロング・ラン』と、70年代半ば以降のアルバムは、いずれも全米チャートの1位に。ことに、かげりゆくカリフォルニアを描いた『ホテル・カリフォルニア』は全世界にイーグルス旋風を巻き起こしました。 94年には解散時のメンバーで再編成。そのときのアルバム『ヘル・フリーゼズ・オーバー』も全米1位に。98年のロックの殿堂入りをへて、2000年代になっても活動を続け、2007年には『ロング・ロード・アウト・オブ・エデン』でまたまた1位を獲得。いまもドン、ジョー、ティモシー、そして17年から参加のヴィンス・ギル(ボーカル、ギター)の4人で頑張っています。

77年、イーグルスの絶頂期に完成したアルバムが『ホテル・カリフォルニア』。 バーニー・レドンからジョー・ウォルシュへとメンバーが交代。新たな編成での第1弾でもありました。その ジョー・ウォルシュとドン・フェルダーの2人のギターが火花を散らす表題作「ホテル・カリフォルニア」 は、レゲエのリズムを参考にしたような変則的なビートが印象深い曲ですが、それ以上に話題を呼んだのが、その歌詞でした。「砂漠で道に迷った旅人が、謎のホテル・カリフォルニアにたどり着いて……」といったストーリー仕立てで描きだされます。ドン・ヘンリーの憂いを帯びた歌声も最高でした。その他、この『ホテル・カリフォルニア』は、アメリカの夢の象徴とされたカリフォルニアを題材に、その幻想や崩壊を歌い、アメリカの現実や未来を危惧する内容のアルバムでした。そうした苦々しい思いを、建国200年に向けてのメッセージとして彼らは伝えたのでした。

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