今週のアーチスト ダスティ・スプリングフィールド

小西さんの投稿

ダスティ・スプリングフィールド

ダスティ・スプリングフィールドは、イギリス人としては小柄な体形で、ふくらし粉を入れたような髪形にパンダのようなアイ・メイクという印象が強いのですが、ハスキーな歌声を生かしたその歌唱力はゆるぎがなく、スケールの大きさを感じさせたシンガーでした。

どんなタイプの楽曲でも、それに合わせた表情を作り出す名人で、今日、銀造さんからリクエストのあった出世作、「二人だけのデート」(64年 米12位 英4位)や、続くバート・バカラックの作品「ウィッシン・アンド・ホーピン」(64年米6位)で一躍スターの座に。同じころのサンデイ・ショウやルルたちとともに、英国ガール・ポップと一括りにされがちですが、年齢的にも10代だった他の女性歌手とは異なり、50年代後半からグループ活動をしており、ソロ・デビューの時点で既に25歳とキャリア充分でした。しかもダスティは、60年代後半にかけてカンツォーネが原曲の「この胸のときめきを」(66年 米4位 英1位)や、フランスのジャック・ブレル作品である「イフ・ユー・ゴー・アウェイ」などを歌いこなしています。さらに本来の持ち味でもある黒っぽさの魅力を、本場メンフィスやフィラデルフィアでのレコーディングで開花させるなど、器の大きさを見せつけています。ブルー・アイド・ソウル歌手としても高く評価されており、60年代に出た英米女性歌手の中では傑出した存在でした。

しばらく休んだ70年代をへて、88年、ペット・ショップ・ボーイズとの共演(「とどかぬ想い」米2位 英2位)で第一線に復帰しましたが、その後体調を崩し、 99年3月2日、まだ59歳の若さで、乳ガンのため亡くなりました。残念!

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