今週のアーチスト フリー

小西さんの投稿

フリー

フリーは、1968年、ロンドンにてポール・ロジャース(vocal)、ポール・コゾフ(guitar)、アンディ・フレイザー(base)、サイモン・カーク(drums)により結成されたグループです。当時はメンバーが全員10代で、フレイイザーに至っては16歳という若さでした。

バンドが商業的成のピークを迎えたのは、英米双方のシングル・チャートでトップ5入りを果たした「オール・ライト・ナウ」を含む第3作のアルバム、『ファイアー・アンド・ウォーター』が発表された1970年のこと。このアルバムにより、英国産ブルース・ロックの代名詞的な存在として認識され始めます。しかし、バンド自体の歩みは順風満帆とはいかず、71年には一度解散。翌年には再結成するものの、結果的には73年発表の『ハートブレイカー』を最後にその短い歴史を閉じています。末期には、脱退したフレイザーの後任として日本人ベーシストの山内テツも在籍していました。

バンド崩壊後、ロジャースとカークは元モット・ザ・フープルのミック・ラルフス(guitar)、元キング・クリムゾンのボズ・バレル(base)とともにバッド・カンパニーを結成。作品を重ねるごとに、ハード・ロックへの接近を強めていたフリーの進化形ともいうべきスタイルを、確立していきました。正に音楽シーンがブルース・ロック全盛の時代からハード・ロック隆盛期へと移り変わっていくさまを象徴していたのが、フリ-→バッド・カンパニーでした。

一方、泣きのギターとして知られるコゾフはフリー解散後、ソロ・アルバムの発表を経て74年にバック・ストーリート・クロウラーを結成しましたが、76年、同バンドでの米国ツアー中に飛行機内で心不全のため急逝。まだ25歳という若さでした。彼にはフリー在籍当時からドラッグ乱用癖があり、それがフリーというバンド崩壊の一因だったともいわれています。

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