今週のアーチスト サム・クック

小西さんの投稿

サム・クック

サム・クックはゴスペル界からR&B界に転身したシンガーの先駆けでした。ゴスペル・シンガーからR&Bシンガーへと転向した50年代なかば過ぎの時代は、この行為が「悪魔に魂を売った」と非難されるような時代でした。しかし、バプティスト教会の牧師の息子として生まれたサムは、幼少時に聖歌隊で喉を鍛え、51年~56年には有名なゴスペル・グループのリード・シンガーをつとめます。その後さらに唱法に磨きをかけ、その卓越した歌唱力+端正なルックスで、R&B転向後またたく間に人気ポップス・シンガーの仲間入りを果たしました。

R&Bシンガーとして初のヒット曲であり全米No.1ソングとなった57年の「ユー・センド・ミー」をはじめとして、「アイル・カム・ランニング・バック・トゥ・ユー」(58年全米18位)、「皆でチャチャチャを」(59年全米31位)、今日おかけする「ワンダフル・ワールド」(60年全米12位)、「チェイン・ギャング」(同年全米2位)、「ツイストで踊りあかそう」(62年全米9位)、「ブリング・イット・オン・ホーム・トゥ・ミー」(同年全米13位)、「今度の土曜に恋人を」(63年全米10位)など、60年代なかばまで数多くのヒット曲を放ちました。やや鼻にかかった、絞り出すような声で高音を歌う「クック調」と呼ばれる独特の唱法は、後に続くR&Bシンガーやソウル・シンガーたちにこぞってまねをされました。

残念なことにサム・クックは64年12月11日、滞在先のロサンジェルスのモーテルで支配人の女性に射殺されるという不可解な死を遂げました。33歳という若さでした。

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