今週のアーチスト ニルソン

小西さんの投稿

1941年6月 ニューヨークのブルックリンに生まれカリフォルニアで育ったニルソン。彼は高校を卒業後、いくつかの仕事についたあと銀行員となり、コンピューター関係の仕事をしていました。その間こつこつと曲を書き続け、ついにフィル・スペクターへの売り込みに成功。ロネッツのナンバーとして2曲取り上げられたことから、音楽界へと転進。その後多くのアーティスト達に曲が取り上げられるようになりました。特に1969年、映画『真夜中のカウボーイ』に使われた「うわさの男」は全米チャートの6位にランクされるヒットを記録。その年度のグラミー賞も獲得し、彼の存在を広く知らしめました。72年にはバッドフィンガーのカバー「ウィザウト・ユー」(4週連続全米1位)も大ヒット。同年「ココナッツ」(全米8位)や「ジャンプ・イントゥ・ザ・ファイアー」(全米27位)などもヒットしています。

ビートルズとも仲良しで、ニルソンのデビュー・アルバムを絶賛したジョン・レノンを始め、ジョージ・ハリスンやリンゴ・スターとも親交を持ちましたが、特にジョンとは、74年、ニルソン9作目のオリジナル・アルバム「プシー・キャッツ」に全面参加してもらうほどの付き合いでした。

晩年は、酒のせいもあって声を痛め、コンスタントな活動ができなくなり、94年1月不遇のうちに心臓発作で亡くなっています。享年52歳でした。

そんなニルソンですが、普通のシンガーソングライターとは一線を画す存在でした。「うわさの男」にしても、スリー・ドッグ・ナイトがカバーして大ヒットした「ワン」にしても、ビートルズ風の作品にしても、彼の歌にはどこか人を惹き付けて放さない哀愁があります。加えて3オクターブの声域を持ち、さらには20回もオーバーダブして完璧なコーラスを創り上げるなど、クリエイターとして人並み外れた個性と創造性の持ち主でした。

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