今週の1曲~ロング・トール・サリー(ザ・ビートルズ)

小西さんの投稿

「ロング・トール・サリー」は、1956年3月にリリースされたリトル・リチャードの曲です。『ビルボード』のR&B部門に19週連続チャート・イン、6週にわたって同部門の1位に輝いています。 エルヴィス・プレスリーやジェリー・リー・ルイス、キンクスなどがカバーしてヒットさせ、ロックン・ロールのスタンダードナンバーとなりました

他にもビートルズはリトル・リチャードの歌では「カンサス・シティ」「ルシール」もカバーしています。これらの歌を聴いて、ビートルズもこういう曲をやるんだと嬉しくなった記憶があります。

ジョンの「ツイスト・アンド・シャウト」に対抗するようにボールが歌うこの「ロング・トール・サリー」は、完全にビートルズのロックン・ロールになっています。二度あるギターの間奏ですが、ライヴではジョン・レノンが 1回目を弾き、ジョージが2回目のソロを弾いています。しかしレコーディングされたものは、どう聴いても2回目の間奏と同じ音であり、リズムギターのほうの音も変わっていません。もしデータの通り一発録音でレコーディングされたものであるならば、1回目も2回目も間奏はジョージが弾いていると思われます。ライヴではジョンもソロを弾きたかったのでしょうね。

この曲をビートルズに倣ってアマチュアが演奏するとすれば、最大の難関はボールのあの圧倒的な歌唱力です。ポールと同じキーで歌えるかどうか……ここが試金石になっています。ジョージのバッキングのギター・フレーズは毎回変化させており、ロックン・ロールのギターカッティングの見本のようでとても参考になります。2回目の2拍3連で上がっていく間奏も、当時は初めて聞く新鮮なフレーズでした。この間奏のギターを弾きたくてレパートリーに入れるバンドも多いのですが、なにしろキーが高いので、今ひとつものにするのはむずかしいような気がします。

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