今日の1曲 「レット・イット・ビー」(1969年)

小西さんの投稿

「レット・イット・ビー」(1969年)

ポールが書いたビートルズを代表する名曲ですね。この「レット・イット・ビー」には3つのバージョンがあります。ジョージ・マーチンがプロデュースしたシングルと、フィル・スペクターがプロデュースしたアルバム『レット・イット・ビー』のもの、そして『ネイキッド』バージョン。この3つです。

ジョージ・マーチンがプロデュースしたシングル・バージョンでは、ビートルズのコーラスの魅力を活かしており、1回目のサビのバック・コーラスのバランスは大きめで、2コーラス目からのサビの「♪Let it be」もコーラスがクリアに聞こえます。また2コーラス目からのドラムのハイハットにはエコーがかかっていません。「♪Mother Mary~」と歌う箇所でポールがピアノをミスタッチしています。そしてエンディングのサビの「♪Let it be」は2回繰り返されています。

フィル・スペクターがプロデュースしたアルバム『レット・イット・ビー』バージョンは、ジョージ・マーチンと同じテイクを使っていますが、ここでの「レット・イット・ビー」は、ブラスや大合唱を加えて厚いサウンドになっています。1回目のサビのコーラスのバランスが控えめで、2回目からのサビのバック・コーラスは聞こえません。1回目はハモンド・オルガンを、繰り返しの2回目ではブラスを強調しています。2コーラス目からのドラムのハイハットはディレイがかかっていて「♪チッチッチッチ」と聞こえます。このバージョンも「♪Mother Mary~」と歌う箇所でポールがピアノをミスタッチしています。そしてエンディングの「♪Let it be」の繰り返しは3回です。

『ネイキッド』バージョンは、アルバム・コンセプトがライブ・サウンドでということで、前述の2曲とはテイクそのものが違います。ですからブラスやオーケストラの音はありません。このアルバムでは1回目のサビのコーラスのバランスは大きく、2コーラス目からのサビのバック・コーラスはハモンド・オルガンと同程度のバランスになっています。このバージョンでは「♪Mother Mary~」と歌う箇所でのポールのピアノはミスタッチをしていません。エンディングのサビの「♪Let it be」の繰り返しは2回です。そして最後のメロディー部分の「♪And when the night is~」から繰り返しの「♪I wake up to~」へ行く間のギターがなくなっています。

以上が3バージョンの違いですが、最も違っているのが皆さんお分かりのとおり、ジョージの間奏ですね。3バージョンとも違います。ギターの音質も違います。皆さんはどのバージョンが好きですか?

今日おかけする「レット・イット・ビー」は、『パット・マスターズVol.2』に収録されているジョージ・マーチン、プロデュースのシングル・バージョンです。

 

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